いよいよ桜の季節も過ぎ、次は新緑が目に眩しい季節になってきました。
41BE07EB-B3C8-4CA0-829E-5228C899F34C
桜の木も花は散りましたけど今度は緑が綺麗です。
そんな中、2階のカフェは楯川友佳子さんの個展、「四月のパレード」を開催しています。
B3B60035-FDEE-4834-83EF-E8A0BDE799F3
楯川さんの作品は木版画、それも凹版というちょっと珍しい技法です。
版画は凸版と凹版があり、超ざっくり言えば、凸版は飛び出たところのインクを紙に移す手法。
 それに対し凹版は、版全体にインクを塗ったあと、それを一旦拭き取ります。そうすると溝の部分にだけインクが残り、それをプレス機で圧力をかけて紙に移すのですね。
この手法は圧力をかけるので一般的には金属とか、硬いものを版に使います。
ところが楯川さんはそれを木でやってる訳です。
そうするとどうなるか?
6877EB21-C3E3-4AD9-B6F6-55BC4F79A30D
版木自体の木目にもわずかにインクが残って、全体にうっすら木目が移るんですね。
なるほど!
なんとも独特の質感で楽しいです。
22AF53A6-C00C-4C4F-9186-30C37779C0AB
それ以外にも木を使ったリトグラフ(!)や、版画にさらにパステルなどで色をつけた作品など、印刷やネット上の画像ではわからない手触りの作品が展示されています。
楯川友佳子個展は4月16日(火)〜4月21(日)です。
ご来場、お待ちしてます!