思えば今年の3月ごろまでは、地下セラーは週に数度のワークショップなどの中心に稼働し、1階ホールも連日のように公演があり、2階カフェ&ギャラリーは毎週展示を変えながら毎日営業していました。
アトリエ第Q藝術は皆様のおかげもあり、開館3年目にして軌道に乗ってきたという実感がありました。 
しかし、コロナ禍が叫ばれるようになるにつれ、利用のキャンセルが相次ぎ、あっという間に全ての予定がキャンセルとなりました。
 カフェも4月から営業を見合わせざるを得なくなりました。

あれから3ヶ月。まだまだ以前と同じ状況とは言えません。いや、もしかすると同じ状況にはもうならないのかもしれません。
しかし社会が変化しても、表現の世界、芸術の世界を求める思いは変わらないと信じます。表現する側も、そしてそれを鑑賞する側も。
そんな人たちのための場であること。その方々をお手伝いすること。それがアトリエ第Q藝術の変わらない目的です。
ただし、思いは変わらなくても、その形は変化があるかもしれません。今回のいわゆるコロナ禍は、それがあまり急激で予測不能な変化でしたが、小さな変化はこれまでもずっと起こってきたことだと思います。
社会が変わるなら、我々も変わるだけです。
変わらない何かのためなら、変わることを恐れない。 

例えば、今、6月27日〜28日は、1階ホールからロクディムさんのライブが生配信されます。

ロクディム 第18回 東京単独ライブ「この瞬間を一緒に笑おう」
2020年6月27日(土)19:00〜/6月28日(日)14:00〜
無観客にてオンライン配信 ※劇場での観劇はできません

さらに続く月曜にはelttoBさんのやはり生配信ライブがあります。

elttoB生配信ライブ「0と1のあいだ」

6/29(mon)20:00〜(約1時間公演)
*19:45より開場といたしまして配信を開始いたします。

配信チケット¥1,000
チケットはこちらから。

そして6月30日火曜からは2階カフェ&ギャラリーが通常営業となります。
(毎日13時〜19時 月曜定休) 
 小林葉子 個展 「熱帯フルーツ」
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カフェも皆様にご利用いただく上で色々工夫しています。
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3つのお願いを掲示させていただきました。
マスクの着用、手指の殺菌、離れた席同士の会話のご遠慮のお願いです。
入り口にはハンドジェルも用意しています。

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座席の配置も少し変えました。
各座席は2人がけまでとし、アクリル板の間仕切りも置きました。
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大きい机はカウンター席にしました。こちらも隣同士は間仕切りを置いています。
お客様にも色々とお願いする形となりますが、どうかご理解いただければと思います。

公演も生配信という形だけが答えではないと思います。
人数を限定した公演や、無観客で収録したものをきちんと編集して作品にし、後日発表するという方もいらっしゃいます。
我々のアトリエを使って何か表現したい、そして表現したものを何かの形で観客に渡したい、その想いがあれば、我々は一緒に考え、お手伝いします。
機材なども、全て潤沢に、とはいきませんが、最低限は揃え、またスタッフ自体も日々、勉強しています。

今後ともアトリエ第Q藝術をよろしくお願いします。